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手作りの醍醐味・フェルトを作ろう

フェルトは、材料さえあれば実は家庭でも簡単に作ることが可能です。そして自分でフェルトを作ることができれば、シート状のものだけではなく、自由自在な形でフェルトを作り出すことができます。つまりは、立体造詣も可能ということです。そうなってくると、素人が作った単なる手作りフェルトを飛び越えて、芸術品とも呼べるようなすてきな作品を作る事も可能なのです。手作りフェルトに魅了された人が最終的に行き着くのは、たいていこの、「フェルト作り」です。

 羊毛フェルトという、フェルト化されていないフェルトの原料がここ数年手に入るようになりました。これを使って、フェルトシートだけでは表現できない、さまざまなものが表現できます。針で縫い合わせることなく、マスコットや小物を作ることもできます。フェルトシートとは違って、もこもこ感のあるものが簡単に作れるのが特徴です。

 羊毛フェルトを使って作品を作る場合、フェルト化には二つの方法があります。フェルトニードル、フェルティングニードルなどと呼ばれる、針の先がぎざぎざになった針を使うのが、一つ目の方法です。羊毛フェルトをこの針で、ちくちくと指して、繊維を絡ませていき、フェルト化するという方法です。大きなものをフェルト化させるのは大変ですが、より羊毛フェルトのふわふわ感を残せますので、最近人気の方法です。もうひとつの方法は、昔ながらのアルカリ性のお湯を使う方法です。お湯で薄めた、台所用洗剤などでフェルトを揉みこみ、主に手を使って成形していくという方法です。ニードルを使うよりもしっかりとフェルト化しますので、フェルトシートやフェルトボールを作る場合はこの方法が良いでしょう。

 ところで、猫を飼っている人はブラッシングを日課にしている人も多いのではないでしょうか。特に季節の変わり目では短毛種の猫でもかなりの抜け毛が発生します。実は、この猫の毛で作る猫毛フェルトがちょっとしたブームになっています。そして、猫毛だけではなく犬毛を使った犬毛フェルトも見かけます。かわいいペットとの思い出の品として、愛着をもって利用できるフェルトです。